金城 由起子
琉球大学教育学部音楽科を卒業後、沖縄県育成財団の奨学金によりイタリアへ留学。ミラノ市音楽院にて学び、その後パルマ国立音楽院にてルチェッタビッツィ師に師事。2005年にチェコ共和国プラハ市へ。イジコトウチュに師事し国立プラハ音楽院卒業。2008年インターナショナルドボザークコンクールにおいて3位を受賞とともに最優秀ドボルザーク賞、最優秀モーツアルト賞を受賞し、プラハ国民劇場にてオペラ「ドンジョヴァンニ」ツェルリーナ役、リベレッツ市の劇場にてオペラ「愛の妙薬」のアディーナ役でデビューした。2009年イタリアにてソプラノミレッラフレーニの講習会を受講。小波津美奈子師に師事。
2012年よりプラハ国民劇場専属歌手として歌っている。主な役としてモーツアルト作曲:「フィガロの結婚」スザンナ、「魔笛」パミーナ、「ドンジョヴァンニ」ツェルリーナ、ドンナアンナ、「女はみんなこうしたもの」デスピーナ、「こう宮からの逃走」ブロンデ、ヴェルディ作曲:「リゴレット」ジルダ、スメタナ作曲:「二人のやもめ」リトカ、「ドボルザーク作曲:「ルサルカ」第一妖精。ロッシーニ作曲「シンデレラ」クロリンダ役、フンパーディンク作曲「ヘンゼルとグレーテル」グレーテル役、プッチーニ作曲「トゥーランドット」リウ役。
南チェコのチェスケーブデヨヴィツェ市の劇場、チェスキークルムロフ夏の芸術フェスティバルにおいても2012年ジルダ「リゴレット」を歌いデビューし、妖精役、コック役「ルサルカ」、ミカエラ「カルメン」、スザンナ「フィガロの結婚」を歌った。2018年オペラ「トロヴァトーレ」レオノーラ役にて南チェコ劇場賞を受賞。
その他チェコ国内、ドイツ、イタリア、日本などにてコンサートに出演。グローリア(ヴィヴァルディ)、メサイア(ヘンデル)、エツイオ(グルック)、レクイエム(モーツアルト、ドボルザーク)、スターバットマーテル(ドボルザーク、プーランク)第九(ベートーベン)、ドイツレクイエム(ブラームス)、花束(マルティヌ)等。